安全へのこだわりについて

ステビアの安全性について

近年のダイエットブームに乗り、カロリーの高い砂糖に代わって、
【サッカリン (Saccharin)】代表商品 Sweet'nLow
【アスパルテーム (Aspartame)】代表商品 Equal  Nutrasweet
【スクラロース (Sucralose)】代表商品 Splenda
などの人工甘味料が登場しましたが、サッカリンは発がん性を疑われ、アスパルテームは、懸念される人体への影響の主なものとして失明、癲癇、脳腫瘍、脳障害、頭痛、気分の著しい変化、皮膚のポリープ、不眠症、鬱、知能低下を挙げ、短期記憶への影響などが疑われています。
スクラロースは、加熱すると塩素系ガスがでる、またチクロと同じでDNA損傷を起こすという報告もある。ということで問題にされました。
そこで安全な天然甘味料として、南米パラグアイ原産のキク科の植物ステビアから抽出された、砂糖の200~300倍の甘みを持つのに低カロリー、そして何より自然という画期的な甘味料であるステビアに注目が集まりました。
日本では世界で初めて1971年に大阪の会社によって商品化されました。40年以上も前から注目され使用されていたにもかかわらず、最近までは上記の人工甘味料に取って代わられていました。アメリカなど各国で認可されなかったのは人工甘味料のビッグ企業が、根拠のない研究結果を元に大々的なロビー活動を行ったためのようです。面白いことに、ステビアはアメリカで1995年にサプリとしての使用は認められました。つまり健康食品としては認められたわけです。そして、興味深いのが2007年6月、アメリカの大手食品メーカーのコカコーラとカーギルが、24の特許を申請し、ステビア甘味料の販売を行うことを発表したということです。24の特許というのは、植物ステビアから甘味料を抽出するための様々な特許です。つまりこの二つのメガ企業がステビアこそ、これまでの全ての人工甘味料に代わる甘味料であり、今後世界的な広がりを見せると判断したということです。
ステビアの安全性については、これまで40年以上にわたり多数の大学及び、研究機関で評価・確認されております。平成8年度厚生科学研究報告書「既存添加物の安全性評価に関する調査研究及び、平成13年11月に開催された「薬事・食品衛生審議会 食品衛生分科会 毒性・添加物合同部会」において様々な医薬分野の専門家により評価が行なわれ、ステビア甘味料には発ガン性などの毒性が無いことが重ねて確認されております。

過去のステビアについての誤解

ステビアには妊娠毒性はありません。誤解を与えたのは1968年にウルグアイの学者プラナスの「ラットにステビアエキスを投与したところ、妊娠率の低下が認められた」という報告が雑誌「サイエンス」に掲載されたことに起因しています。
プラナスの試験はその後追試が試みられてきましたが、再現性が得られないばかりか、試験条件の信憑性に疑問が投げかけられております。